【12月7日 AFP】米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)の研究者らが、アフリカに生息する小型のサルであるガラゴなど、敏しょうな動物に着想を得た垂直跳躍ロボットを開発した。将来、地震や建物崩壊の現場での救助活動に役立つと期待されるという。

 同大のダンカン・ホールデン(Duncan Haldane)氏率いるチームが6日、サイエンス・ロボティクス(Science Robotics)誌に論文を発表した。それによると、「ソルト(Salto)」と名付けられたこのロボットは高さ約26センチで、ガラゴとほぼ同じ高さまでジャンプできる。

 チーム関係者によると、ソルトは0.58秒で1メートルの高さまでジャンプでき、すぐに次のジャンプをこなせる。1回の垂直跳躍にかかる時間と高さの比率はこれまでのロボットで最高だという。(c)AFP/Kerry SHERIDAN