米NY市、トランプ氏の警備で連邦政府に40億円の負担要請
このニュースをシェア
【12月6日 AFP】米ニューヨーク(New York)市は5日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領の警備費用として、連邦政府に3500万ドル(約40億円)の負担を要請したと発表した。トランプ氏はマンハッタン(Manhattan)に所有する高層ビル「トランプタワー(Trump Tower)」に滞在し、新政権の閣僚人事もここで進めている。
ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)ニューヨーク市長はバラク・オバマ(Barack Obama)大統領に書簡を送り、トランプ氏が勝利した大統領選当日の11月8日から首都ワシントン(Washington D.C.)で大統領就任式が行われる来年1月20日までの期間の警備費用の負担を求めたと明らかにした。
ニューヨーク市警(NYPD)は現在、24時間体制でトランプタワーの警備に当たっている。トランプタワーがある5番街(Fifth Avenue)の57番通りは市内で最も混雑する交差点の一つで、12月は特に観光客やクリスマスに向けた買い物客で混み合う。
NYPDのジェームズ・オニール(James O'Neill)本部長は、ミッドタウン(Midtown)の交通を円滑にするため市警はトランプタワー周辺地域に「とてつもなく多くのリソース」を費やしており、59番通りはトラックの進入規制も実施していると述べた。
ニューヨークで最も有名な通りの一つにそびえ立つ58階建てのトランプタワーは、グッチ(Gucci)やティファニー(Tiffany's)などの高級ブティックや大手高級百貨店バーグドーフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)に囲まれている。トランプ氏はここで暮らし、仕事の拠点にもしている。(c)AFP