米国人女性、インド首都での集団レイプ被害訴える
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【12月4日 AFP】インド・デリー(Delhi)首都圏の警察は3日、今年4月に同国を訪れた際に一流ホテルの部屋で集団レイプされたとの米国人女性からの訴えを受け、正式に事件として捜査を開始した。インドでは近年、旅行者に対する性的暴行事件が相次いでいる。
地元メディアが警察筋の話として報じたところによると、女性は宿泊していたホテルの部屋を訪ねてきた地元のガイドにペットボトルの水を渡され、この水を飲んだ女性は目まいを感じ始めた。直後に、別の4人の男たちが部屋に入ってきて鍵を掛けたという。この事件のために、女性は予定を切り上げて米国に帰国した。
女性は帰国後、米国に拠点を置くNGOを通して電子メールでデリー警察に被害を届け出ていたが、AFPの取材に応じた警察関係者によると、3日夜に女性から直接、被害の申し立てがあったことから、警察は正式に捜査に着手する運びとなった。今後、女性からの訴えの内容をあらゆる面から検証していくという。
報道をうけて、スシュマ・スワラジ(Sushma Swaraj)外相も警察に対し「罪を犯したものを罰する」よう求めた。さらに駐米インド大使に対して、犯罪者に容赦はしないと被害女性に伝えてほしいと頼んだことをツイッター(Twitter)で明らかにした。(c)AFP