砂糖40%減でも甘さは同じ、ネスレが画期的な新技術を開発
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【12月2日 AFP】チョコレート菓子「キットカット(Kit Kat)」などを製造するスイス食品大手ネスレ(Nestle)は、味を変えずに製品に含まれる砂糖の量を減らす画期的な方法を発見したと発表した。
ネスレの技術者らによると、この方法を用いればチョコレートや菓子類の甘さを損なうことなく、含有する砂糖の量を最大40%削減できるという。
ネスレのステファン・カツィカス最高技術責任者(CTO)は、11月30日付の声明で「伝統的な自然の原材料を使った、完全に新しい方法をわが社の技術者らが発見した」と述べた。
この方法では、「砂糖を構造的に変化させる」ことにより、「チョコレートに含まれる砂糖の量を大幅に減らしても、舌で感じる甘さはこれまでとほぼ同じ」にできるという。ネスレはこの方法の特許を申請中で、2018年にはさまざまな自社製品に導入したいとしている。(c)AFP