【12月1日 AFP】16-17NBAは30日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)対サクラメント・キングス(Sacramento Kings)の試合が予定されていたが、コートの床が濡れたままの状態になる問題に直面し、延期を余儀なくされた。

 ホームのセブンティシクサーズは、予定されていたティップオフの1時間後に試合の延期を発表し、代替日については後日決定すると説明。声明では「アリーナの職員が懸命に問題に対処したが、米プロバスケットボール協会(NBA)側が、プレーに適さないと判断した」とし、決断の理由として「選手の安全性を考慮した」とつけ加えた。

 一方、この異例の事態を面白く受け止めたキングスは、成績が低迷しているセブンティシクサーズが、「プロセスを信頼すること」というスローガンを掲げていることを引用し、チームの公式ツイッター(Twitter)に、「今夜の試合は延期された。このプロセス(処置)は信頼できるが、床は信じるな」と投稿した。

 セブンティシクサーズのセンターでカメルーン出身のジョエル・エンビード(Joel Embiid)も、今回の試合延期について冗談交じりに、「そう、コートは今夜わざと水没した」とツイートし、チームがドラフト指名順位を上げるため、ここ数年間シーズンを台無しにしているという批判について触れていた。(c)AFP