米フィリップ・モリス、将来は紙巻きたばこから撤退へ CEOが意向
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【12月1日 AFP】米たばこ大手フィリップ・モリス(Philip Morris)は11月30日、従来の紙巻きたばこの販売を将来的に中止し、加熱式たばこなど害の少ない製品の販売に移行する意向を表明した。
アンドレ・カランザポラス(Andre Calantzopoulos)最高経営責任者(CEO)が、加熱式たばこ「iQOS(アイコス)」の英国市場投入の発表に当たり、英BBCラジオに語った。今後は、会社として愛煙家にアイコス利用を促していくという。
アイコスは、たばこの葉を燃やすのではなく加熱するため、煙が出ない点が特徴。従来の紙巻きたばこと同量のニコチンを摂取しつつ、有害物質を9割削減できるとうたっている。日本、イタリア、スイスで既に販売されている。
カランザポラスCEOは、たばこの代替品としてアイコスが十分に普及して「紙巻きたばこの段階的廃止を考えるときが来ると思う」と述べた。(c)AFP