17年F1の正式日程発表、独GP脱落でロズベルグの凱旋レース消滅
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【12月1日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は30日、2017年のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の正式日程を発表した。アゼルバイジャンの首都バクー(Baku)で開催される第8戦は、世界的に有名なルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)との衝突を避けるため、暫定スケジュールから一週間ずらされた。
2016年シーズンより1レース少ない全20戦で行われることになった来季のF1は、ルマンが来年6月17日と18日に行われるため、バクーでのレースはその1週間後の同25日に変更された。
一方、ドイツGP(German Grand Prix)は、ニュルブルクリンク(Nurburgring)が財政難のため2015年に続き開催を断念し、ホッケンハイムリンク(Hockenheimring)も2年連続での開催を受け入れない意向を示したため、来季のカレンダーから消滅することになった。
ドイツGPが脱落したことによって、今季の世界王者に輝いたばかりのメルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)は、2017年に母国ファンの前で凱旋レースに臨むことはできなくなった。
ロズベルグがシーズン連覇を目指す来季のF1は、来年3月26日に決勝が行われるオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2017)で開幕し、11月26日のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2017)で最終戦を迎える。
それ以外では、シルバーストーン・サーキット(Silverstone Race Circuit)で行われる英国GP(British Grand Prix 2017)が、暫定スケジュールより一週間遅れの7月16日に変更になり、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)の男子シングルス決勝と同日に開催されることになった。
一方、インテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)で行われるブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2017)は正式承認には至っておらず、現在プロモーター側と、F1の商業面を統括するFOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏との間で協議が行われている。
2017年F1世界選手権の日程は以下の通り(日付は現地時間の決勝開催日)。
・第1戦:オーストラリアGP(3月26日)
・第2戦:中国GP(Chinese Grand Prix 2017、4月9日)
・第3戦:バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2017、4月16日)
・第4戦:ロシアGP(Russian Grand Prix 2017、4月30日)
・第5戦:スペインGP(Spanish Grand Prix 2017、5月14日)
・第6戦:モナコGP(Monaco Grand Prix 2017、5月28日)
・第7戦:カナダGP(Canadian Grand Prix 2017、6月11日)
・第8戦:アゼルバイジャンGP(7、6月25日)
・第9戦:オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2017、7月9日)
・第10戦:英国GP(British Grand Prix 2017、7月16日)
・第11戦:ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2017、7月30日)
・第12戦:ベルギーGP(Belguim Grand Prix 2017、8月27日)
・第13戦:イタリアGP(Italian Grand Prix 2017、9月3日)
・第14戦:シンガポールGP((Singapore Grand Prix 2017、9月17日)
・第15戦:マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2017、10月1日)
・第16戦:日本GP(Japan Grand Prix 2017、10月8日)
・第17戦:米国GP(United States Grand Prix 2017、10月22日)
・第18戦:メキシコGP(Mexican Grand Prix 2017、10月29日)
・第19戦:ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2017、11月12日)
・第20戦:アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2017、11月26日)
(c)AFP