活動家が難民施設の閉鎖求め抗議、接着剤で固定し抵抗 豪議会
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【11月30日 AFP】オーストラリアの議会で30日、傍聴席にいた活動家らが、国外に設置された難民収容施設の閉鎖を求め大声で叫び始め、討論が一時中断された。一部の活動家は傍聴席の手すりに自らの手を強力接着剤で付けて抵抗した。
騒ぎを受けトニースミス(Tony Smith)議長は討論を一時中断した。閣僚の一人クリストファー・パイン(Christopher Pyne)氏はこの20年で最も深刻な妨害行為だと述べた。
約30人の活動家は議会が始まるとすぐに「収容施設を閉鎖しろ」「あなたたちの倫理基準はどこにあるんだ」と大声で叫び始めた。
テレビでは、警備員が活動家らを排除しようとする中、一部が手すりに自らの手を強力接着剤でくっつけたため、消毒剤で引き離そうとしている様子が映し出された。
最終的には全員が退去させられ、一部は強制的に議場から連れ出された。
豪政府は厳しい移民政策をとっており、海路で同国にたどり着いた難民認定申請者たちを、ナウルとパプアニューギニアの収容施設に送っている。施設についてはその環境が劣悪だとして専門家らから非難の声が上がっている。(c)AFP