【11月30日 AFP】米中西部オハイオ(Ohio)州コロンバス(Columbus)のオハイオ州立大学(Ohio State University)で男が車と刃物で歩行者を襲い11人が負傷した事件について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系の通信社は29日、ISの「兵士」による犯行だったと主張する声明を出した。

 米テロ組織監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」によると、IS系通信社アマック(Amaq)は消息筋の話として、「米オハイオ州で起きた攻撃の実行者はイスラム国の兵士で、国際有志連合国の市民を狙えとの呼び掛けに応じて作戦を実施した」と伝えた。

 28日に起きた同事件では、同大学に通う学生のアブドル・ラザク・アリ・アータン(Abdul Razak Ali Artan)容疑者が車で歩行者を次々とはねた上に肉切り包丁で切り付け、直後に急行した警察によって射殺された。

 米メディアによると、アータン容疑者とその家族はソマリア出身で、パキスタンを経由して2014年に米国に移住していた。(c)AFP