【11月29日 AFP】(更新、写真追加)コロンビア第2の都市メデジン(Medellin)近郊で28日夜に旅客機が墜落した事故で、搭乗していたブラジルのサッカーチーム、シャペコエンセ(Chapecoense)の選手1人が救出され、生存者は計6人となった。

 日付が変わった29日、コロンビアの災害対策当局は、墜落したチャーター機から6番目の生存者を救出していることを確認したと発表した。6人目の生存者は、エリオ・エルミート・サンピエル・ネト(Helio Hermito Zampier Neto)選手だという。当局は「他にも生存者が発見される可能性は排除していない」と述べている。

 民間航空当局は当初、死者を75人と発表していたが、乗客名簿に名前があった72人のうち4人は実際には搭乗していなかったことが分かったため、災害対策当局が死者を71人に修正した。同機にはこのほかに乗員9人が登録されている。

 乗客の中には、30日に予定されていた南米サッカー連盟 (CONMEBOL) 主催の国際大会コパ・スダメリカーナ(2016 Copa Sudamericana)決勝のためにコロンビアへ向かっていた、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部所属のチーム、シャペコエンセの選手らが含まれていた。

 先に発表されていた生存者5人には同チームのDF、アラン・ルシェウ(Alan Ruschel)選手も含まれる。CONMEBOLはすでに30日の大会決勝の中止を決定している。(c)AFP