【11月29日 AFP】米男性誌プレイボーイ(Playboy)のモデルとして2015年の「今年のプレイメイト(Playmate Of The Year)」に選ばれたダニ・マザーズ(Dani Mathers)さん(29)が、スポーツジムで70歳女性の裸の後ろ姿を無断撮影し、その写真をソーシャルメディアに投稿して女性のプライバシーを侵害したとして軽犯罪法違反罪で訴えられている。

 マザーズさんの弁護士は28日、出廷しなかった本人に代わり無罪を訴えた。マザーズさんは今年7月、ロサンゼルス(Los Angeles)のフィットネスセンターで裸の女性を無断で背後から撮影し「こんなもの見ちゃったら、あなたも記憶に焼き付いちゃうでしょう」とコメントを付けて、画像チャットアプリ「スナップチャット(Snapchat)」に投稿した。

 この投稿は「シェイミング」(侮辱行為)に当たるとしてネット上で炎上するなど批判を巻き起こし、マザーズさんはロサンゼルスでジムへの出入りを禁じられた。有罪となれば、マザーズさんには最高で禁錮6月と最大1000ドル(約11万3000円)の罰金が科される。

 マザーズさんの弁護士トム・メゼロウ(Tom Mesereau)氏は裁判所前で報道陣に対し「本人は心から反省しており、自分の行為について謝罪した。われわれはこの件が公正に解決されることを望んでいる」と語った。マザーズさんは騒動後、ラジオ番組の仕事も失ったとされる。

 マイク・フューアー(Mike Feuer)検事は11月に軽犯罪法違反罪で立件した際「身体に関する侮辱行為はそれのみでは犯罪ではないが、侮辱行為を達成するために他人のプライバシーを侵害すれば犯罪となる状況はある」と述べた。マザーズさんの予審は12月21日に行われる。(c)AFP