シリア政府軍猛攻のアレッポ、市民1万人が脱出
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【11月28日 AFP】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は27日、シリア内戦の激戦地となっている北部アレッポ(Aleppo)の反体制派支配地区から、1万人近くに上る市民が政府側支配地区などに脱出したと明らかにした。政府軍は先週末にかけてアレッポ東部で6地区を反体制派から奪還し、27日にもさらに攻勢をかけていた。
監視団によれば、市民約1万人は26日から27日にかけての夜間に反体制派が支配する市東部から退避した。うち少なくとも6000人はクルド人が支配するシェイクマクスード(Sheikh Maksoud)地区、残りは市の政府側支配地区に逃れたという。
監視団はアレッポについて、政府側が「北部の大半の地区を支配下に置いた」としている。
アレッポ東部では市民約25万人が何か月にもわたって包囲下にあり、深刻な食糧・燃料不足が起きている。(c)AFP