【11月27日 AFP】トルコ軍は27日、親トルコのシリア反体制派がシリア北部で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から化学ガスによる攻撃を受けたと発表した。

 トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信が報じた軍幹部の声明によると、攻撃があったのはシリア北部ライ(Al Rai)の東にある村で、ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)が発射したロケット弾によって、反体制派の戦闘員ら22人の目や体が化学ガスにさらされたとみられる。

 トルコメディアは、同国の災害緊急事態管理庁(AFAD)から派遣されたチームにより、被害を受けたシリア反体制派の戦闘員が国境を越え、トルコ側の町キリス(Kilis)に搬送されたと伝えている。その際、AFADの救急隊員たちは特殊な防護服を身に着けていたという。(c)AFP