フィデル・カストロ前国家評議会議長死去、各国指導者の反応
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【11月27日 AFP】(更新)キューバのフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長が25日に90歳で死去したことに対する世界の反応を集めた。
今年3月に歴史的なキューバ訪問を果たしたバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は「この並外れた人物が周りの国民および世界に与えた多大な影響は、歴史が記録し審判を下すだろう」と述べた。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領はカストロ氏を「残忍な独裁者」と呼び、「フィデル・カストロの遺産は銃殺隊、窃盗、想像を絶する苦しみ、貧困、基本的人権の否定だ」と声明で述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、「この卓越した指導的政治家の名は、まさに現代世界史の一時代の象徴として認識される」とし「フィデル・カストロはロシアの誠実で信頼できる友人だった」と語った。
中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は国営テレビで読み上げられた声明で「中国人民は優れた真の同志を失った」と述べ、「カストロ同志は永遠に生き続ける」と語った。
ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領はツイッター(Twitter)に「彼の後を継ぎ、独立の旗を掲げるのはわれわれにかかっている」と投稿した。
シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は「偉大な指導者フィデル・カストロは、帝国主義および覇権に反対する数十年に及ぶ人民と国家の闘いを指導した」と述べた。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は「彼が安らかに眠らんことを神に祈る」とのメッセージを送った。
国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は記者団に「カストロ前国家評議会議長の下、キューバは教育、識字および健康の分野で進歩を遂げた」と語った。