【11月26日 AFPBB News】電気工事などに携わる建設業界で働く若者たちが、作業着を通して仕事の魅力を伝えようと26日、東京都江東区で「電気工事作業着ファッションショー」を開催した。作業着を着用した電気工事士たちが慣れないランウェイでポーズを取るたびに観客たちが歓声をあげて応援する様子が見られた。

 ショーは全日本電気工事業工業組合連合会全国青年部協議会による「第2回全国青年部会員大会」の一環で行われ、今回が初の試み。組合によると、建設業界への就職希望者は年々減少しており、「汚く、怖いイメージ」というアンケート結果をふまえ、悪印象の払しょくを狙い企画された。

「ありきたりの作業着では若い人が入ってこない、自分も普段から身なりに気を使っている」と、鳥取県から来た橋本義孝(Yoshitaka Hashimoto)さん(33)は、ランウェイをさっそうと歩き自ら選んだ作業着を披露した。同協議会の植草宏介(Kosuke Uekusa)会長(44)は「かっこいいから入りたいと若者が思える業界に変えていきたい」と話している。(c)AFPBB News