【11月26日 AFP】米政府による大規模な情報収集活動を暴露した米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が、自らが受賞した賞の授賞式に出席するためノルウェーを訪れた際に米国に身柄を引き渡されないよう保証を求めた裁判で、ノルウェーの最高裁判所は25日、上告を棄却した。

 ノルウェー最高裁は、オスロ(Oslo)での一審と二審の判決と同様、身側の引き渡しについて事前に判断することはできないとした。

 言論の自由を守るために活動する団体「国際ペンクラブ(PEN International)」のノルウェーペンクラブは、表現の自由のための際立った努力をたたえ贈られるオシエツキー賞(Ossietzky Prize)を、スノーデン容疑者に授与することを決定している。

 ロシアに亡命中のスノーデン容疑者は、米国でスパイ行為と国家機密情報の窃盗の容疑を掛けられており、有罪と認められれば、最長で禁錮30年が言い渡される可能性がある。(c)AFP