ロシア大統領警護部局の高官を逮捕、収賄の疑い 17億円以上か
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【11月26日 AFP】ロシアの政府要人らの警護を担う連邦警護庁(FSO)の高官が、巨額収賄の疑いで逮捕された。ロシアのインタファクス(Interfax)通信が25日報じた。
FSOは米国の大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)に相当し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領をはじめとする政府高官の警護を担当している。
FSOの報道官がインタファクス通信に語ったところによると、逮捕されたのは情勢が不安定な北カフカス(North Caucasus)地方のFSO支部のトップを務めていたゲンナジー・ロプリョフ(Gennady Lopyrev)容疑者で、現在取り調べを受けているという。
関係筋によると、ロプリョフ容疑者は賄賂を受け取っているまさにその現場で逮捕されたという。捜査したところ同容疑者は10億ルーブル(約17億円)以上の大金を保持していたと、この関係筋は明かした。
重大犯罪の捜査を行うロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)は声明で、ロプリョフ容疑者は国の建設契約をめぐって便宜を図った見返りに、多数の企業から賄賂を受け取った疑いがあると述べた。
同委員会によると、同氏は裁判で有罪となれば最長で禁錮15年を言い渡される可能性があるという。(c)AFP