地中から遺体32体、頭部9つを発見 メキシコ・ゲレロ州
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【11月25日 AFP】殺人や誘拐、麻薬組織間の縄張り争いが頻発するメキシコ南西部ゲレロ(Guerrero)州で、秘密の埋葬地とみられる複数の場所の地中から、32人の遺体と人間の頭部9つが掘り起こされた。当局が24日、発表した。
同州のシトララ(Zitlala)で発見された遺体は男性31人と女性1人のもので、捜査員らが掘り返した穴20か所のうち17か所から、22日に7体、23日に5体、24日に残りが発見されたという。州の治安当局者によると、「非常にひどい」状態だという遺体と頭部は、身元を割り出すために州都のチルパンシンゴ(Chilpancingo)に運ばれた。
また、当局は他にも遺体が埋められている場所がないか、周辺を徹底的に調べている。
同国の麻薬カルテルは、国内各地にある秘密の墓地で犠牲者の遺体を埋めているとされており、当局によってたびたび遺体が発見されている。(c)AFP