「物思いにふける」小像出土、重要人物への副葬品か イスラエル
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【11月24日 AFP】イスラエルで23日、座った姿勢で物思いにふけっているような人物を表現した3800年前の「めずらしい」小像が公開された。
イスラエル考古学庁(IAA)によると、この小像は、テルアビブ(Tel Aviv)東部のイェフド(Yehud)にある遺跡発掘現場で最近発見されたもので、帽子を被り、顎を片手にのせたポーズをしている。
高さ18センチの水差しの上にふたのように置かれており、短剣や矢じり、おのの刃などの副葬品とともに墓の中から見つかった。
IAAの発掘監督者はAFPの取材に対し、「こうしためずらしい陶製の器が発見されたのは初めて。墓の中から見つかったということは、そこに重要な人物が埋葬されていることを示唆する可能性もある」と語った。また、像の性別は男性である可能性が高いという。(c)AFP