アンネ・フランク直筆の詩、1700万円で落札
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【11月24日 AFP】「アンネの日記(The Diary of a Young Girl)」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランク(Anne Frank)による極めて希少な手書きの詩が23日、競売に出され、予想落札価格のほぼ3倍の14万ユーロ(約1700万円)で落札された。
競売はオランダ西部ハーレム(Haarlem)の競売会社ブブカイパー(Bubb Kuyper)が実施。わずか2分間の激しい競りの末、オンラインで参加した匿名の入札者が落札した。
競売にかけられたのは、1942年3月28日の日付が入った12行のオランダ語の文章で、経年で若干色あせたノートサイズの白紙に黒いインクで書かれている。
「親愛なるクリクリへ」から始まり、詩の後半4行には「他人はあなたの誤りを批判したけれど、必ず誤りを正すこと、それが答えになる」と書かれ、最後に「思い出として、アンネ・フランクより」と記されている。
アンネは、親友の姉であるクリクリさんが所有していたノートにこの詩を書き入れた3か月後、ナチス・ドイツ(Nazi)から逃れるため、家族と共にアムステルダム(Amsterdam)の隠れ家で生活を始めた。(c)AFP