【11月23日 AFP】米海軍最新鋭の誘導ミサイル駆逐艦「ズムウォルト(Zumwalt)」が、就役からわずか数週間にもかかわらずパナマ運河(Panama Canal)で故障していたことがわかった。米海軍が22日、発表した。

 米海軍協会(USNI)のニュースサイトによると、レーダーに捕捉されにくいステルス性能を備え、独特な角ばったデザインのズムウォルトは21日、「工学的な問題」により近くの元米海軍施設までえい航されたという。

 建造費43億ドル(約4800億円)とされるズムウォルトは先月15日にメリーランド(Maryland)州ボルティモア(Baltimore)で就役し、カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)へ向かう途中だった。ある国防当局者によると、修理には10日ほどかかる見込みだという。(c)AFP