英EU離脱の急先鋒を「駐米英国大使に」トランプ氏ツイートで勧誘?
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【11月22日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領は21日、英国の欧州連合(EU)離脱、通称「ブレグジット(Brexit)」推進派の急先鋒となったナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏が駐米英国大使を務めれば「素晴らしい仕事をするだろう」とツイッター(Twitter)に投稿した。
トランプ氏はツイッターに「多くの人がファラージ氏がグレート・ブリテン(英国)を代表する駐米大使となるのを見たがっている」と書き込んだ。
トランプ氏が繰り返している異例の「干渉」の一つだが、駐米英国大使の任命権限は当然、英国政府にある。だが、そうしたことが、物議を醸しがちな不動産王から世界的リーダーへなろうとしているトランプ氏のソーシャルメディアでの介入を妨げることはない。
EU離脱の是非を問う英国民投票では、英国独立党(UKIP)の党首として離脱派の運動を率い、現在も暫定党首を務めるファラージ氏は今月の米大統領選後に、勝利したトランプ氏とニューヨーク(New York)のトランプタワー(Trump Tower)で会見している。
ファラージ氏は英PA通信の取材に対し、トランプ氏のコメントを「大変光栄に思う」と語り、「先日、次期米大統領とお会いして以来、両国の関係を深める助けになるよう、私ができるあらゆることを積極的に行いたいと述べている」と語った。
駐米英国大使には、国家安全保障担当首相補佐官だったキム・ダロック(Kim Darroch)氏が今年1月に就任しており、英政府報道官は「我々には優秀な大使がおり、欠員もない」とコメントしている。(c)AFP