強盗事件の現場に指紋ならぬ「尻」紋、手掛かりとしては望み薄 豪
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【11月22日 AFP】オーストラリア南東部ビクトリア(Victoria)州で先週末に起きた強盗事件で、現場に残された手掛かりの中にガラス扉についた裸の尻の痕があった。ビクトリア州の捜査当局が22日、明かした。
警察によると犯人は10代後半~20代前半の3人組と推測され、同州ウォドンガ(Wodonga)市の公民館に押し入ってテレビを盗み、周辺に消火器の中身をまき散らした疑いが持たれている。
グレーム・シンプフェンドルファー(Graeme Simpfendorfer)巡査部長はAFPの取材に応じ「犯行現場で採取された尻の痕を見るのは初めてだ」と答えた。「指紋検出用の粉末を振りかけていた捜査官が、ブラシを動かすにつれ『これは何だ?』ということになった」
報告にやって来た鑑識係員は「尻の痕を採取しました。明らかに、ジーンズやトレーニングウエアではありません。下着まで下ろしたものです」と述べたという。
巡査部長は「係官は一目瞭然だと言った。私たちも見に行ったが、犯人が『完ケツ』だったことは明らかだった」と語った。巡査部長によれば、採取した尻の痕が役立つ見込みは薄いが、捜査の「ケツ論」につながる他の手掛かりも得られているという。(c)AFP