エクレストン氏が2レース制を提言、時代の変化に対応すべき
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【11月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の商業面を統括するFOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏が20日、現行の1レースのフォーマットを廃止し、新たに短時間の2回のレースを実施すべきとの考えを示した。
86歳のエクレストン氏は、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)に対して、「人びとはより移り気になっているし、多くのスポーツが短縮された形を提案している」と述べるなど、現在の制度を変更して40分間のレースを2回行い、競技の合間にはドライバーがインタビューを受けられるようにすることが、現代の視聴者やスポンサー、広告主らをより引きつけると考えている。
「われわれは、一つのロングレースという伝統的なコンセプトを見直す必要がある。ドライバーたちがインタビューを受け、各マシンに作業を施せる40分間の休憩を間に挟んで、2回のレースを行うことは、視聴者やテレビ局、スポンサー会社らにとって魅力的になり、広告主も気に入るだろう」
しかしながら同氏は、F1の意思決定者たちに伝統的なスケジュールを改革して急激な変化をもたらす「勇気」があるかについては疑問を呈している。
「自分たちに変えるだけの勇気があるかはわからない。時代は変わるし、こうしたことは、われわれが注意しなくてはならないものだ」
「すべての米国スポーツが、主に視聴者の集中力が続かないという理由でタイムアウト制度を備えている。今となっては、世界中どこでも人びとの間に違いはない」
(c)AFP