【11月20日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)は19日、7日目が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に1-6、1-6で敗れた。 

 この日まで2戦連続でフルセットを演じていた錦織は、試合前から疲労困憊(こんぱい)で集中力に欠けたように見えた。一方のジョコビッチは、そうした状況を生かして第1セットを6-1で先取すると、第2セットでも最初のゲームでブレークに成功するなど、試合時間わずか67分で勝利を収めた。

 この日行われたもう一方の試合では、第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が第4シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)にフルセット勝ちしており、年度末ランキング1位争いの決着は決勝までもつれることになった。

 ジョコビッチは、通算成績で24勝10敗と大きく勝ち越しているマレーについて、「お互いの対戦の中で、最も大きな試合の一つになるだろう。皆が楽しみにしている。テニス史でも起きたことがないし、歴史の一部になれて光栄に思う」と意気込みを口にした。

「私のレベルは良い方向に進んでいる。今年最後の試合だ。素晴らしい決勝になるといいね」

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