ドルトムントがバイエルンに勝利、昇格組ライプツィヒが単独首位へ
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【11月20日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は19日、第11節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が1-0でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との伝統の一戦「デア・クラシカー(Der Klassiker)」を制した。
ファンの熱気が渦巻く本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で、ドルトムントは前半11分、昨季までバイエルンに所属したマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)の折り返しをピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が押し込んで先制した。
オーバメヤンが腕立て伏せのパフォーマンスでゴールを喜んだドルトムントは、その後も攻勢を緩めず、対するバイエルンは、一段と大きな声でチームを後押しする8万1000人のドルトムントファンの重圧を受けたのか、防戦を強いられた。
オーバメヤンはその後少なくとも2回の追加点の好機があったもののゴールはならず、結局は序盤の1点が決勝点となり、ドルトムントがバイエルンとの激しい一戦を制した。
チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、試合について、「非常に苦しんだが、バイエルンとの戦いのリングに上がる以上、無傷で戻ってこられるなどと思ってはいけない」と話した。
ブンデスリーガ1部ではこれで、RBライプツィヒ(RB Leipzig)が、まさかの単独首位に立っている。周囲の批判を浴びながらも、昇格1シーズン目でドイツサッカーの頂点を争う位置にまで上り詰めたライプツィヒは、18日にバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との打ち合いを制し、開幕11戦無敗という昇格チームの新記録を作っている。
ドルトムントは勝ち点を21に伸ばして3位へ浮上している。バイエルンはこれで今季リーグ戦初黒星を喫し、ライプツィヒと勝ち点3差の2位となった。
バイエルンで主将を務めるフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)は、「ブンデスにとってはいいこと。世界が望んでいた結果だ」と話し、中立のファンがバイエルンの首位陥落を喜んでいることを認めた。(c)AFP