【11月18日 AFP】オーストラリアのシンクタンク「経済平和研究所(IEP)」が16日に発表した「世界テロリズム指数(Global Terrorism Index)」2016年版に基づき、各国・地域へのテロの影響度を示した図。

 IEPによると、2015年にテロで死亡した人は世界全体で2万9376人で、2010年以降初めて減少した。これは主にイスラム過激派組織の「イスラム国(IS)」と「ボコ・ハラム(Boko Haram)」がそれぞれイラクとナイジェリアで軍事作戦によって弱体化したためだが、両組織とも、影響力を及ぼす地理的範囲は拡大している。

 一方、経済協力開発機構(OECD)加盟国での死者は2014年には77人だったが、2015年には577人と大幅に増加した。その半分以上がISに関連しているという。(c)AFP