北京五輪のメダリスト10人ら、ドーピング違反で失格処分に
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【11月18日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は17日、2008年北京五輪で採取された検体の再検査結果を受け、メダリスト10人を含む16人を失格処分にした。
今回新たに禁止薬物の使用が発覚したのは、同五輪の重量挙げ、レスリング、そして陸上競技に出場した選手で、レスリング男子グレコローマンのハッサン・バロエフ(Khasan Baroev、ロシア)とビタリー・ラヒモフ(Vitaliy Rahimov、アゼルバイジャン)、そして女子重量挙げのイリーナ・ネクラソワ(Irina Nekrassova)ら銀メダリスト3人が含まれていた。
銅メダリストでは、重量挙げ男子94キロ級と105キロ級のロシア勢2人、同女子69キロ級のウクライナ人選手、そして同女子75キロ超級のカザフスタン人選手の計4人に加え、レスリング男子グレコローマンのカザフスタン人選手、陸上男子棒高跳びのウクライナ人選手、同女子三段跳びのギリシャ人選手がメダルを剥奪された。
残り6人の失格者はロシアをはじめ、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ウクライナ、そしてカザフスタンの重量挙げもしくは陸上に出場した選手となっている。
IOCは最新技術を駆使し、2008年と2012年の五輪で採取された1243件以上に及ぶ検体の再検査を実施していた。(c)AFP