【11月17日 AFP】米大リーグ(MLB)、2016年シーズンのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)が16日に発表され、ナ・リーグはワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)、ア・リーグはボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のリック・ポーセロ(Rick Porcello)が受賞を果たした。

 デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)在籍時の2013年に同賞を受賞しているシャーザーは、ゲイロード・ペリー(Gaylord Perry)氏、ランディ・ジョンソン(Randy Johnson)氏、ロジャー・クレメンス(Roger Clemens)氏、ペドロ・マルティネス(Pedro Martinez)氏、ロイ・ハラディ(Roy Halladay)氏に続き、史上6人目となる両リーグでの選出を果たした。

 シャーザーは投票で192ポイントを集め、102ポイントで2位だったシカゴ・カブス(Chicago Cubs)のジョン・レスター(Jon Lester)に大差をつけた。

 一方でア・リーグのタイトル争いは、ポーセロとタイガースのジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)による大接戦となった。

 今季のア・リーグで最多となる254三振を奪ったバーランダーは1位票の得票数では14票、ポーセロは8票だった。

 しかしながら、2人の記者が投票可能な5位までのリストにバーランダーの名前を記入しなかったことで、結果にねじれが生じ、132ポイントとなったバーランダーを抑えて、137ポイントのポーセロの受賞が決まった。(c)AFP