【11月15日 AFP】2014年に結成したフランスのエレクトロニックロックバンド「トランプス(Trumps)」が、米国の次期大統領にドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が選出されたことで頭痛の種となってしまった愛着あるバンド名を手放すことを明らかにした。

 トランプスは同バンドのフェイスブック(Facebook)ページで、何かと物議を醸しているトランプ氏と自分たちが結び付けられるのはごめんだとして、新たなバンド名のアイデアをファンから募集すると発表した。

 リードボーカルの「ジム」は、米大統領選が過熱するにつれ、バンドのイメージダウンにつながったと言う。14日にAFPの取材に応じたジムは「あの男と結び付けられるのは迷惑だ。僕らは彼とは何の関係もないし、何か政治的だと見られたくない」と述べた。

 ファンからは早速、選挙で敗退した米民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官にちなんだ「ザ・ヒラリーズ」や、フランスの極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首の名前からとって「ザ・ルペンズ」はどうかといったジョーク交じりの提案が出されているが、地元ラジオ局によると、バンドは来月から「オッド・ズー(Odd Zoo)」の名前で心機一転を図るという。(c)AFP