全米各地で「反トランプ」デモ、負傷者や逮捕者も
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【11月13日 AFP】米国ではフロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)、ニューヨーク(New York)、オレゴン(Oregon)州ポートランド(Portland)などの都市で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が次期大統領に選出されたことに抗議する3夜連続となるデモが行われた。
米ABC系列のローカル局によると、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)地区のワシントン・スクエア(Washington Square)には11日、推計で約4000人が集まった。中には、巨大な赤い風船や「平和と愛を」と書かれたプラカードを掲げる人も見られた。ユニオン・スクエア(Union Square)やトランプ・タワー(Trump Tower)前でデモ抗議をする人々もいたという。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、ニューヨーク市警(NYPD)の話として、11日夜までに11人が逮捕されたと伝えた。
デモの主催者らは、12日にもワシントン・スクエアで大規模な抗議デモを行なう予定だという。ほかにもこの週末には全米各地で抗議デモが行われるとみられている。
一方警察によると、オレゴン州ポートランドのデモで発砲があり、男性1人が負傷した。警察は、デモ参加者との間でトラブルになり発砲されたものとみている。ニューヨーク・タイムズは目撃者の証言として、デモによる交通渋滞で動けなくなった乗用車に乗っていた人が怒って口論となり、デモ参加者の足を銃で撃ったと伝えた。