【11月11日 AFP】(写真追加)インドの首都ニューデリー(New Delhi)郊外で11日早朝、住宅地にある衣料品工場から出火し、警察によると13人が死亡、複数の負傷者が出た。違法な工場の疑いがあるという。

 地元警察当局はAFPの取材に明らかにしたところによると、火災は11日午前4時半(日本時間午前8時)ごろ、ニューデリー郊外の住宅地サヒババード(Sahibabad)にある住居用のビルに入居していた衣料品工場で発生した。出火原因は電気回路のショートとみられる。

 狭い工場内では従業員たちが寝ており、13人が死亡したほか、2~3人が病院で手当てをうけているという。消防当局者によると、従業員のうち2人がたまたま目覚めて火事に気付き、ベランダに逃げる際に叫び声を上げて同僚たちを起こそうとした。しかし、それでも起きなかった従業員らが逃げ遅れたとみられるという。

 この工場では革のジャケットや衣服を作っていたが、消防隊員は違法工場の可能性が高いと話している。(c)AFP