MLB屈指の右腕シャーザー、WBC米国代表入りに意欲
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【11月9日 AFP】米大リーグ(MLB)のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に所属するマックス・シャーザー(Max Scherzer)が8日、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic、WBC)に出場したいとの意向を示した。
今季20勝を記録し、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)の最終候補に残っているシャーザーが4年に一度の同大会に参戦すれば、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)在籍時に師事したジム・リーランド(Jim Leyland)米国代表監督と再会することになる。
リーランド監督が指揮するタイガース時代の2013年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した32歳の右腕は、「今までも出場するよう依頼されてきたし、ぜひともやりたいと思う」と語った。
今回米国代表を率いるリーランド監督は、これまで大リーグ屈指の選手を誇りながらも優勝を逃し続けてきた同国代表を大会史上最高のチームに導きたいと考えている。過去3大会では、日本代表が2回、直近の2013年大会ではドミニカ共和国が栄光を手にしている。
シャーザーはリーランド監督について、「彼は誰よりも野球を愛している」としたうえで、「だからこそ、私も米国代表のためにプレーしたいと思った。彼のことはすべて知っているし、常に大好きな監督の一人だ」と話した。
今シーズンは34試合に先発し、計228回3分の1を投げて、防御率2.96、284奪三振の成績を残したシャーザーは、1965年のサンディー・コーファックス(Sandy Koufax)氏以来となる、ナ・リーグ最多勝、最多奪三振、最多投球回のタイトルを一度に獲得した投手となった。
また、今年シャーザーがサイ・ヤング賞投手になれば、ロジャー・クレメンス(Roger Clemens)氏やランディ・ジョンソン(Randy Johnson)氏らに次いで、ア・ナ両リーグで同賞に輝いた史上6人目の選手となる。(c)AFP