映画撮影中にスタント2人が水死、インド
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【11月8日 AFP】インド南部カルナタカ(Karnataka)州で行われていた最新映画の撮影現場で、ヘリコプターから貯水池に飛び降りたスタントの男性2人が水死した。地元警察が7日、明らかにした。
カルナタカ州南部にあるティパゴンダナハリ(Thippagondanahalli)貯水池でカンナダ語映画のクライマックス場面を撮影するため、スタントのアニル・ベルマ(Anil Verma)さん(31)とラーガブ・ウダイ(Raghav Uday)さん(38)が飛び込んだ。しかし2人は泳ぐことができなかったにもかかわらず、救助が間に合わなかったため水死した。
テレビ映像ではスタント2人とカンダナ映画の人気俳優の一人、ドゥニヤ・ ビジャイ(Duniya Vijay)さんが、約9メートルの高さから飛び降り、数秒後に水面に上がったが、ビジャさんだけが無事に岸に泳ぎ着く様子が映っていた。
地元警察は「映画の撮影現場で予防的な安全対策をとっていなかった」として、制作者らの過失を問う刑事事件で捜査を開始した。スタント2人はライフジャケットを着用せず、現場には救急隊や救急車も待機していなかったという。また2人の遺体は発見されるまでに3時間余りかかった。(c)AFP