サムスン、米紙に全面謝罪広告 ノート7爆発問題で
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【11月8日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は7日、バッテリー発火問題により世界的なリコールが行われている同社の人気スマートフォン「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」について、米大手新聞各紙に謝罪広告を出した。
全面謝罪広告は、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)、ワシントン・ポスト(Washington Post)の3紙に掲載された。
同社は「人々の生活を豊かにする革新的技術」を提供するという約束を「達成し切れなかった」と認め、「深くおわびする」と陳謝。その上で、同問題について徹底的で透明性のある調査を行うと誓った。
サムスンはフラッグシップモデルとして打ち出していたギャラクシーノート7について、リチウムイオン電池が充電中などに爆発したという苦情が相次いだことを受けて、世界で約250万台のリコールに踏み切っていた。その後、交換品までもが同様に危険であることが発覚し、再びリコールする事態に陥っていた。
同社は、「ハードウエア、ソフトウエア、製造過程、バッテリー構造をはじめ、同機のあらゆる面を再検証していきます。できるだけ早い対応を目指しますが、正しい答えを得るのに必要な時間を割きます」としている。
さらに、作動中にふたが緩んで勢いよく外れる恐れがあるとして先週発表した300万台近い洗濯機のリコールについても言及。「安全性は、引き続き弊社の最優先事項です」としている。(c)AFP