【11月6日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2016)は5日、米カリフォルニア(California)州のサンタアニタパーク競馬場(Santa Anita Park Racetrack)で2日目のレースが行われ、クラシック(ダート2000メートル)はマイク・スミス(Mike Smith)騎手騎乗のアロゲート(Arrogate)が優勝した。

 8月のトラヴァーズステークス(Travers Stakes)では、後続に13馬身半をつけて圧勝していたアロゲートは、最後の直線でカリフォルニアクローム(California Chrome)との一騎打ちを制し、スミス騎手にブリーダーズカップ通算25勝目をもたらし、ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師はクラシック3連覇を達成した。

 ビクター・エスピノーザ(Victor Espinoza)騎手騎乗のカリフォルニアクロームは、2016年に出走したレースで6戦6勝の成績を残しており、優勝候補最の筆頭に挙げられていたが、先頭で迎えた最後の直線でアロゲートに半馬身差でかわされた。

  カリフォルニアクロームは2014年に第140回ケンタッキーダービー(140th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)と第139回プリークネス・ステークス(139th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)を制したが、米三冠が期待された第146回ベルモント・ステークス(146th Belmont Stakes、3歳、ダート約2414メートル)は4着に終わっている。

 上位2頭から10馬身以上も離された3着には、ハビエル・カステリャーノ(Javier Castellano)騎手騎乗のキーン・アイス(Keen Ice)が入った。(c)AFP