ビホルダーがハナ差でディスタフ制す、ブリーダズカップ
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【11月5日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2016)は4日、米カリフォルニア(California)州のサンタアニタパーク競馬場(Santa Anita Park Racetrack)で開幕し、ディスタフ(ダート1800メートル)ではゲーリー・スティーブンス(Gary Stevens)騎手騎乗のビホルダー(Beholder)が、最後の直線で優勝候補の無敗馬ソングバード(Songbird)との一騎打ちを制し、有終の美を飾った。
リチャード・マンデラ(Richard Mandella)氏が調教するビホルダー(牝6歳)は、ハナ差で勝利を収めたものの、写真判定ではソングバードよりハナがほんの一瞬先に出ていただけだった。3着にはフィーエバーアンブライドルド(Forever Unbridled)が入っている。
2012年のジュヴェナイル(Breeders' Cup Juvenile)と2013年のディスタフに続き、ブリーダーズカップではこれが通算3勝目となるビホルダーは、昨年のクラシック(ダート2000メートル)で、米三冠馬のアメリカンファラオ(American Pharoah)と競うはずだったが、発熱によりレースを断念していた。
一方、ジェリー・ホーレンドーファー(Jerry Hollendorfer)氏が調教するソングバード(牝3歳)は、これまで11戦全勝を記録していたものの、マイク・スミス(Mike Smith)騎手騎乗の今回のレースで初めて優勝を逃した。
賞金総額が2800万ドル(約29億円)に上るブリーダズカップは、計13レースが開催され、最大のレースは賞金600万ドル(約6億1800万円)を競う5日のクラシックとなっている。(c)AFP