【11月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)は4日、自身がチームから外される原因となった代理人の問題発言をフェイスブック(Facebook)で謝罪した。

 代理人のディミトリ・セルク(Dimitri Seluk)氏が、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の登録メンバーから外れたことでトゥーレが「恥をかいた」と発言して以来、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は同選手を構想から外していた。

 グアルディオラ監督は、セルク氏が謝罪すればトゥーレを再びチームに戻すことを明言しており、トゥーレは声明で「自分と代理人に代わり、過去の誤解について、マネジメントチームなどクラブの全関係者にお詫びしたい。一連のコメントは、クラブや関係者の皆さんに対する自分の見解を反映するものではない」と述べた。

「マンチェスター・シティには尊敬の念しかなく、このクラブの繁栄だけを願っている。このクラブの歴史の一員としてプレーできたことを誇りに思っているし、今後もシティの成功に貢献したい。自分はファンを楽しませるために生きている」

「今回の問題で厳しい時間を過ごす間、メッセージを寄せてくれたファンの皆さんに感謝したい。自分と家族にとっては、とても励みになった」

 2010年にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から加入して以来、トゥーレはシティでプレミアリーグ制覇2回、リーグカップ優勝2回、FAカップ優勝1回を経験しているが、今季で契約が満了する。

 グアルディオラ監督が指揮官に就任して以来、トゥーレはシーズン序盤に行われたステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)とのチャンピオンズリーグ・プレーオフ第2戦の1試合しか出場しておらず、チャンピオンズリーグのグループステージに向けた25人の登録メンバーが発表された際にも、最大17人の外国人枠の中にコートジボワール出身のトゥーレの名前は見つからなかった。

 こうした状況を受け、これまでにもクラブショップで同選手のネーム入りシャツが不足していたことや、チームが誕生日を祝わなかったことなどに文句をつけていたセルク氏は、指揮官が選手に恥をかかせていると批判。また、ジョー・ハート(Joe Hart)やヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)を「犬のように」扱っていると話すなど、第三者のことにまで口を出していた。(c)AFP