米国、EV向け充電ネットワーク計画を発表
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【11月4日 AFP】ホワイトハウス(White House)は3日、ガソリンおよびディーゼル車から電気自動車(EV)への乗り換えを促すため、全米2万5000マイル(4万キロ)にわたる充電ネットワークの創設計画を発表した。
米運輸省は今後、50州中35州にまたがる幹線道路上に48の電気自動車向けルート設ける予定。需要に応じてさらなる増設も視野に入れているという。
充電ネットワーク計画では、EV向けルート上に充電スタンドを50マイル(80キロ)間隔で設置する。
米政府は、幹線道路上で排出ガスを一切出さずに国内を移動できるようにするため、各州や民間企業、公共団体とともに充電スタンドの設置に取り組む方針であることを声明で明らかにしている。
この取り組みに参加する企業には、電気自動車を製造する日産自動車(Nissan Motor)やBMW、ゼネラル・モーターズ(General Motors)の他、複数の大手電力会社も名を連ねている。
米国には現在、充電スタンドが1万6000か所以上設置されている。2008年の500か所からは大幅に増加したが、ガソリンスタンドの15万か所には足元にも及ばないのが現状だ。(c)AFP