ワウリンカ、試合中に大声で話した仏閣僚を非難 パリ・マスターズ
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【11月4日 AFP】男子テニス、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2016)シングルス2回戦の試合中にプレーを妨げるような音を出すなどマナーを違反していた仏閣僚の一人を非難した。
ワウリンカは、ジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に敗れた2日の試合中、会場の最前列に座っていたジャン=ヴァンサン・プラセ(Jean-Vincent Place)国家改革長官が大声を出していたとして注意していた。
仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)が放送した映像では、ワウリンカが同氏に対して、「試合をしても構いませんか? いえ、真剣に…。もう深夜だし、もし見たくないなら家に帰ってほしい」と警告していた姿がとらえられている。
一方のプラセ氏は3日、AFPに対し、ワウリンカの怒りが直接自分に向けられたものだったかは不明だと語った。
「観客席がざわついていた中で、私は最前列にいた…。深夜には皆、少し気が散るのは確かだ。私たちは、ジャン・ガシャサン(Jean Gachassin)氏(フランステニス連盟<FFT>元会長)と話していたが、叫んでいたわけではない。正直言って、あれが私個人にめがけられていたかはわからない」
プラセ氏はその後、自身はガシャサン氏と「ささやき合っていた」とコメントし、ワウリンカがいらだちを見せたのは、同選手が負けていたからだとしていた。
対して、四大大会(グランドスラム)通算3勝のワウリンカはツイッター(Twitter)上で、問題となった時点では自身は勝利していたとしたうえで、プラセ氏はガシャサン氏の隣には座っていなかったと反撃している。(c)AFP