【11月4日 AFP】米グーグル(Google)の基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」のスマートフォン市場でのシェアが、第3四半期に過去最高となる87.5%となった。調査会社が明らかにした。

 米調査会社ストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)が2日に発表した調査結果によると、アンドロイドのシェアは昨年同期の84.1%から増加。一方、アップルの「iOS」は同13.6%から12.1%に減少している。

 アナリティクス社のウッディ・オウ(Woody Oh)氏は、アンドロイドの経済的な優位性とユーザーフレンドリーなソフトウエアが、「世界中の端末製造メーカーとキャリア、そして消費者にとっては魅力」と指摘している。

 しかし、グーグルが先に発表した携帯端末「Pixel」が、オープンソースのアンドロイド搭載の携帯端末メーカーにとって圧力となっているため、同社は難しい舵取りを迫られている。アンドロイドのシェアを圧倒的な地位にまで押し上げてきたのは、これらのメーカーだ。

 調査報告によると、第3四半期の世界のスマートフォン出荷台数は昨年同期比6%伸びて3億7540万台となり、最も速いペースの年間成長率となった。(c)AFP