シューマッハ氏の容体に「明るい兆候」、メルセデスの元代表が明かす
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【11月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元ドライバーで、スキー事故による大けがのリハビリを続けているミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体に関して、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の元代表であるロス・ブラウン(Ross Brawn)氏が3日、英国放送協会(BBC)のインタビューで「明るい兆候」を見せていると明かした。
3年前のスキー事故で頭部に重傷を負い、半年間の昏睡(こんすい)状態に置かれていたシューマッハ氏について、現在の状況は明らかにされていない。しかし、同氏の7度の世界タイトル獲得時に同僚だったブラウン氏は、いつの日か回復するだろうという期待を示しながら、「ご家族はプライベートにミハエルの看病を行うことを選んだ。私はそれを尊重する」と語った。
「明るい兆候が見られていて、さらに期待が増していくように全員が毎日祈っている状況だ。だから、私が多くを語ることは難しく、ご家族のプライバシーを尊重している」
ブラウン氏はまた、「私が言っておきたいのは、ミハエルの容体について、いろいろな臆測が飛び交っているということだ」とすると、「そのほとんどは間違いだ。とにかく毎日祈りながら期待するしかない。いつの日かミハエルが外出できるようになり、大変なけがを克服する姿が見られるようにね」と強調した。
シューマッハ氏は、2013年12月に仏アルプス(French Alps)で家族とスキーをしていた際に岩に頭部を打ちつけ、グルノーブル(Grenoble)やスイス・ローザンヌ(Lausanne)の病院に入院。その後、2014年9月にスイスの自宅に運ばれ、リハビリを続けている。(c)AFP