【11月3日 AFP】米ミシシッピ(Mississippi)州グリーンビル(Greenville)で黒人教会がほぼ全焼する火事があり、当局は2日、放火による火事と断定して容疑者1人を取り調べていると発表した。教会の外壁には米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏への投票を呼び掛ける言葉がスプレーで落書きされていた。

 人口3万5000人のグリーンビルにある「ホープウェル・ミッショナリー・バプティスト教会(Hopewell Missionary Baptist Church)」は、1日夜に炎上した。エリック・シモンズ(Errick Simmons)市長は、記者会見で「教会の外壁には『トランプ氏に投票を』という言葉が落書きされていた」と述べ、「憎むべきひきょうな行為」と放火を批判した。

 クラウドファンディングサイト「ゴー・ファンド・ミー(GoFundMe)」では、歴史ある教会を再建しようと募金が立ち上げられたが、2日夜の時点で目標額の1万ドル(約103万円)を上回る1万1500ドル(約118万円)が集まっている。(c)AFP