ワウリンカが初戦敗退、混戦の最終戦争いはティエムに黄信号 パリ・マスターズ
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【11月3日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2016)は2日、シングルス2回戦が行われ、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)覇者で大会第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が予選勝者のジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に6-3、6-7(6-8)、6-7(1-7)で敗れる波乱が起きた。
相手のマッチポイントをしのいで金星を挙げた世界91位のストラフは次戦、ジョン・イズナー(John Isner、米国)と対戦する。
一方、混戦が続くATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)出場権争いでは、第6シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)がジャック・ソック(Jack Sock、米国)に2-6、4-6で敗れ、黄信号がともっている。今季は4勝を記録し、全仏オープンテニス(French Open 2016)では準決勝に進出したティエムだが、最近は調子を落とし、残る2枠を5選手が争奪する中で厳しい立場に追い込まれた。
先週のスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2016)を制した第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は同胞のイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic)に7-6(9-7)、6-2でストレート勝ち。足場を固めたチリッチは3回戦でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と激突する。
チリッチらとともに最終戦出場を目指すゴフィンはこの日、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)を7-6(7-5)、6-3で破っている。
しかしながら、ジル・シモン(Gilles Simon、フランス)に6-2、1-6、6-7(6-8)で惜敗した第10シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)は出場権争いから脱落。接戦をものにしたシモンは準々決勝進出を懸けて、7年連続のツアー・ファイナル出場を目指すトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と顔を合わせることが決定した。(c)AFP/Martyn WOOD