【11月1日 AFP】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問兼外相が1日、来日した。スー・チー氏が事実上の政権トップに就任して以来、初の訪日となった。安倍晋三(Shinzo Abe)首相との会談などが予定されている。

 日本外務省関係者によると、スー・チー氏と安倍首相は、経済支援に加え、ミャンマー国内の少数民族との和平構築プロセスなどについて協議するとみられている。

 天然資源に恵まれたミャンマーでは現在、日本企業300社以上が事業展開している。日本政府はミャンマーに対してインフラ支援を行うことで、より良いビジネス環境を整備していきたい考え。

 スー・チー氏は5日までの滞在期間中に、岸田文雄(Fumio Kishida)外相や経済団体とも会合をもつ。

 またミャンマーの独立を導き、その後暗殺された父親について研究するため、1980年代に10か月間在籍した京都大学(Kyoto University)を訪れることになっている。(c)AFP