豪・インドネシア、南シナ海で合同哨戒活動を検討
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【11月1日 AFP】オーストラリアのジュリー・ビショップ(Julie Bishop)外相は1日、中国や周辺諸国が領有権を争う南シナ海(South China Sea)で、インドネシアとの合同哨戒活動を検討していることを明らかにした。中国政府は反発しそうだ。
合同哨戒活動の可能性は、ビショップ外相とマリス・ペイン(Marise Payne)豪国防相が先週、インドネシアのリャミザルド・リャクドゥ(Ryamizard Ryacudu)国防相らと会談した際、インドネシア側から提起されたという。
ビショップ外相は豪ABCに対し、「われわれは海上協力を拡大する選択肢を探ることで一致した。それには当然、南シナ海と(フィリピン南西の)スールー海(Sulu Sea)での連携活動も含まれる」と語った。「これらは全て航海の自由という権利を行使するわれわれの政策と合致し、国際法にも即している」とも述べた。
豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)はリャミザルド国防相の発言として、オーストラリアとの「平和的パトロール」を提案したと伝えている。(c)AFP