ベイル、レアルと週給4500万円の大型契約を締結
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【11月1日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)がギャレス・ベイル(Gareth Bale)と新たに総額1億1500万ユーロ(約132億円)超えの6年契約を締結し、チームを本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で新たな黄金時代に導くことを期待している。
スペインでプレーした3年間で、2度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)王者に輝いたベイルは、チームメートのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やFCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)らとともに、サッカー界における最高給の選手としての地位を確立した。
英メディアによれば、具体的な金額には開きがあるものの、27歳のウインガーは税引き後の週給35万ポンド(約4490万円)を手にするという。新契約について問われたベイルは、「それについては私が知ることで、ほかの誰かが突き止めることはできない」と笑顔で話した。しかし、数週間後にはロナウドも契約延長を控えており、同選手がレアルにおける勝者としての立場を維持することが濃厚だ。
また、国際サッカー連盟(FIFA)から今後1年間の移籍市場で補強禁止処分を下されているレアルは、すでにルカ・モドリッチ(Luka Modric)やトニ・クロース(Toni Kroos)、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)ら主力選手と契約を延長し、来る2度の移籍期間を乗り越えようとしている。
ベイルは2013年、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)から当時世界最高移籍金額の約1億ユーロ(約115億円)でレアルに加入。ベイルの記録は今年8月、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に移籍したポール・ポグバ(Paul Pogba)の1億500万ユーロ(約121億円)によって塗り替えられた。
2010-2011シーズンと2012-13年シーズンでイングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に選出されたベイルは、イングランド・プレミアリーグへの復帰を問われると、「ここはレアル・マドリード。世界最大のクラブだ。レアル・マドリードでプレーする機会は断るものではない」として質問を一蹴した。
31歳のロナウドを現役終了まで残留させたいと熱望するレアルのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、ベイルが今後、チーム最高かつ市場性のある選手としてのロナウドの立ち位置を継承すると考えてきた。
ベイル自身も、スペインの首都マドリード(Madrid)で多くの浮き沈みを経験しながらも、過去3シーズンを堪能してきた。2014年のチャンピオンズリーグや同年のスペイン国王杯(Copa del Rey 2013-14)決勝で決勝ゴールを決め、すぐさまチームに貢献したベイルだったが、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)政権で無冠に終わった自身の2シーズン目は、ファンからあざけりを受けるなど、批判にも悩まされた。(c)AFP/Kieran CANNING