【10月29日 AFP】16MLBは28日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第3戦が行われ、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)が1-0でシカゴ・カブス(Chicago Cubs)を下し、戦績を2勝1敗とした。

 1945年以来となったリグレー・フィールド(Wrigley Field)でのワールドシリーズの一戦で、インディアンスは7回にココ・クリスプ(Coco Crisp)が適時打を放ち、この試合唯一の得点を挙げた。

 インディアンスのテリー・フランコナ(Terry Francona)監督は、「大きな勝利だ。なんでも良いからとにかく走者を生還させる必要があって、選手たちは得点をもぎ取った」と試合を振り返った。

 1948年以来となるタイトル獲得を目指すインディアンスは、今シリーズでは2度目、今ポストシーズンでは5度目の完封勝ちを収めている。4人が登板したインディアンスの投手陣はカブス打線を散発の5安打に抑え、8三振を奪った。

 敗れたカブスが108年ぶりの優勝を達成するためには、敵地で行われる第6戦以降を戦わなくてはならなくなった。第4戦と第5戦は29日と30日にシカゴ(Chicago)で、その後はクリーブランド(Cleveland)で試合が行われる。

 カブスは、102年の歴史を持つリグレー・フィールドでのワールドシリーズの試合で、ともにデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)と対戦した1935年の第5戦、1945年の第6戦でしか勝利を挙げることができていない。(c)AFP