【10月29日 AFP】男子テニス、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2016)は28日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が2-6、7-5、1-6でミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)に敗れ、大会から姿を消した。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の地元バーゼル(Basel)で開催されている同大会に、ここ14年間で13度出場しているワウリンカだが、これまでの成績は振るわず、準決勝でフェデラーに敗れた2011年大会で存在感を発揮した以外は、昨年まで4年連続で1回戦敗退を喫し、今年も8強入りに終わった。

 2-5からブレークされて第1セットを先取されたワウリンカは、接戦となった第2セットは取り返したものの、第3セットは2度のブレークを許し、2時間足らずで敗北してしまった。

 ワウリンカは、「ズベレフは2週間前の上海マスターズ(2016 Shanghai Rolex Masters)で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)をもう少しで撃破するところだった。彼は相手のボールの速度を利用することが得意で、攻撃的な選手だ」と相手をたたえた。

 世界ランク72位のズベレフは、準決勝で第4シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦することが決まった。チリッチは同日、スペインのマルセル・グラノリェルス(Marcel Granollers)を6-3、6-3で下した。(c)AFP/Scott WILLIAMS