ラオニッチとディミトロフが初戦敗退、スイス・インドア
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【10月26日 AFP】男子テニス、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2016)は25日、シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が予選勝者のリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)に6-3、3-6、3-6で敗れ、大会から早くも姿を消すことになった。
すでにシーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)出場を決めているラオニッチから自身2勝目を挙げた世界ランク91位のベランキスは試合後、「全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)へダイレクトインの権利があるトップ100から陥落することを心配していた」と語った。
また、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)もギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)に7-6(11-9)、4-6、4-6のフルセットの末に敗れ、こちらも初戦敗退を喫している。
シード勢の敗退が目立った一方、第1シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は、同胞のマルコ・チウディネリ(Marco Chiudinelli)を6-7(1-7)、6-1、6-4で下し、同大会での連敗を5で止めた。
全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)覇者のワウリンカはこの日、主催者推薦で出場を果たしたチウディネリを相手に、苦しみながらも2時間半に及ぶ試合を制した。
四大大会(グランドスラム)通算3勝のワウリンカだが、スイス・バーゼル(Basel)で行われる同大会では、これまで10回以上出場するも決勝進出はなく、最近4年間では初戦突破すらかなわなかった。
ワウリンカは、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とは幼少期からの友達で、バーゼル出身のチウディネリに勝利できたことに安堵(あんど)していると明かす。
チウディネリとの一戦は「肉体的かつ精神的に厳しい試合だった」と振り返るワウリンカは、「ホームで地元の観客を味方につけるマルコとの戦いは大きな試合だった」と語った。
「ここで彼に勝つのは非常に難しかった。素晴らしいプレーをしてきたし、自分も必死に戦って、勝つための答えを懸命に見つける必要があった」
(c)AFP